外反母趾には6種類あった!靭帯性外反母趾とは

外反母趾には6種類あった!靭帯性外反母趾とは

外反母趾とは、
多くは足の親指が人差し指側に
曲がってしまう状態のことを言います。

外反母趾の原因として、
先天性のもので、
遺伝や元々の足のつくりが偏平足だったり、
凹足などのものと、
後天性のもので、
合わない靴や
歩き方などでなる場合があります。

外反母趾の種類も6種類あります。

1.靭帯性外反母趾
2.仮骨性外反母趾
3.混合性外反母趾
4.ハンマートゥ性外反母趾
5.末節骨外反母趾
6.病変性外反母趾
などがあります。

今回は、
1.靭帯性外反母趾
についてお話をしたいと思います。

症状について

この靭帯性外反母趾は、
一般的な外反母趾と言われるタイプのものです。

足先の横アーチを支えている
靭帯(横中足靭帯)が緩むことにより、
親指が小指側に曲がってしまうパターンです。

これが進行してしまうと
脱臼状態になり、
次のような症状が出てきます。

歩くたびに激痛になったり、
靴が履けない位痛くなることもあります。

靭帯性外反母趾によって・・・

1.
足の指や足の指の付け根、
足関節の痛み

2.
脛の腫れ、むくみ、しびれ

3.
下腿の疲労骨折、過労性骨膜炎

4.
股関節が変異することで
下肢の長短差が出てしまう

5.
骨盤がズレて左右の高低差が出る、
側弯症など

6.
咬合異常、股関節症、偏頭痛、肩こり

足だけの問題でなく、
偏頭痛や肩こりまで引き起こします。

原因と対策

この靭帯性外反母趾の原因は
どういうことが考えられるでしょうか?

赤ちゃんの頃から靴下を履かせて
素足で歩く機会が少なく、
靴を履いて歩くようになっても
平らで安全な所ばかり歩くことにより、
足指の力不足になってしまい、
足裏全体が衰えてしまうのです。

足の横アーチ(横中足靭帯)が
伸びたり縮んだりしている状態なので、
親指が踏ん張れなくなり、
次第に親指が小指の方向に曲がってしまうのです。

その状態で、
ヒールやパンプスなどを履くと、
靴が脱げないようにと
指を上げて靴の内側に引っ掛けたり、
縮こませたりする為に変形していくのです。

この靭帯性外反母趾の発端は
足裏への刺激不足から始まり、
ヒールやパンプスなどで更に悪化しやすくなるのです。

外反母趾には6種類あった!靭帯性外反母趾とは

この靭帯性外反母趾に効果的な
対策法をご紹介致します。
◎テーピングやサポーター

足の親指がこれ以上悪化しないように、
進行を阻止します。

痛みも多少緩和出来ます。
◎中敷き

中敷きがあると、
歩行時の疲労を軽くし、
痛みの緩和、ムレの防止効果があります。

「外反母趾専用の中敷き」もあり、
正しい体重移動の補助、
親指を適切な位置に誘導したり、
疲労や痛みを軽くしてくれるものもあります。

厚めの中敷きの使用をお勧めします。

病院から処方される中敷きもありますが、
適切な中敷きを使用するのが何よりも大事です。
◎靴

足囲が広い靴や
サンダル(華奢で細めの作りでないもの)が
望ましいです。

靴に自分の足を合わせるのではなく、
自分の足に靴を合わせることが大事です。

キツ過ぎる靴、緩すぎる靴、先細りの靴、
材質の柔らかい靴は避けましょう。
◎ストレッチ

両足の指で、
グーパーと開いたり閉じたりします。

グー、パー各5秒間静止を1セットとします。

1度に付き20セットで1日3回行います。
○歩き方

一度歩き方をチェックしてみましょう。

踵から着地して歩いていませんか?

踵から着地することで、
身体のバランスが前後に崩れる傾向があり、
身体の重心が踵から足の指に交互にかかります。

正しい歩き方は、
踵・親指・小指の3点が
同時に地面に着地するイメージで、
足裏全体を同時に下ろす歩き方なのです。

足の指を使って、
地面を蹴り上げるようなイメージで、
大股で柔軟性を持たせてリズミカルに
膝は伸ばし切った状態にせず歩きます。

外反母趾になると、
足の親指が擦れたり、赤く腫れて痛くなります。

ヒールダコ、魚の目で悩まされる方も多いと思います。

今以上に悪化させないように対策を立てて、
少しでも足の痛みや変形を改善できるようにしましょう!

こちらの記事で外反母趾の根本から治療する方法を紹介していますので
合わせてご覧ください。

自宅で簡単外反母趾解消