外反母趾の治療として一般的な方法は、
保存療法でしょう。
保存療法というと、
馴染みがあまりないかと思いますが、
要は、手術以外の治療法のことを言います。
薬物療法、マッサージなどの物理療法、
装具療法、運動療法などです。
従来のやり方であれば、
これらの保存療法を試してみて、
それでも改善が見られなかったときに、
手術をするという最後の選択肢に入ります。
つまり、保存療法の意味合いとしては、
最終手段をする前の経過を見ているという
ものなのです。
保存療法の
なかでも即効性が非常に高いものが
ステロイド薬の注射です。
即効性が高く、
短時間で症状がかなり落ち着いてくるでしょう。
ただし、これはあくまでも
一時的な治療であり、完治をすることはありません。
また、最近は様々なサポーターもあり、
利用している方も多いことでしょう。
よくあるサポーターは指の隙間を広げるものです。
確かに、隙間を広げることで、
痛みも軽減するように思います。
ですが、そもそも外反母趾が引き起こるのは、
足の指の隙間が生まれる
開張足(かいちょうそく)になったことがきっかけです。
そのため、
いくらサポーターで指の隙間を広げたところで、
外反母趾の大きな要因である開張足は改善されないため、
外反母趾が良くなることはありません。
そもそも、私たちの身体は千差万別であるため、
すべてのサイズが統一されたものでは
限界がありますよね。
この記事を読んでいる方の中には、
サポーターをつけている方も多いでしょうが、
あくまでも保存療法は、
「経過を見る」ためのものであり、
外反母趾を完治させるためのものではないということを
きちんと理解しておきましょう。
ではどうしたらいいかというと・・・
こちらの記事で効果的な解消法について紹介しています。