外反母趾の手術と言っても、
すべての医師が同じ手術をしているわけではありません。
外反母趾の手術法は
非常に多くの方法があり、
専門書に掲載されているだけでも100種類以上あります。
とは言っても、
実際に使われるやり方は数種類程度です。
では何故こんなに多数の手術法があるかと言うと、
言い換えれば、
完璧な手術法が存在しないという裏付けでもあるのです。
身体にメスを入れる以上、
どんな手術であっても、患部は腫れて痛みます。
最近の手術では退院が非常に早いものもありますが、
「腫れ」は数ヶ月は引かず、
その間歩くことに苦労します。
また、元のようにきちんと歩けるようになるためには、
リハビリもかかせません。
このような苦労をした後でも
非常に怖いのが再発の危険性です。
手術によって、足の指の形は確かに整えることができます。
ただ、外反母趾は足の筋肉のバランスが崩れて
引き起こるため、
骨を正しい位置に戻したところで、
筋肉のバランスが戻っていなければ、
正しい状態を維持することは難しいと言えます。
実際、あるデータによると、
15%ほどの患者が再発しているという数字もあります。
手術をしたところで、
外反母趾の根本原因がなくならない限り、
再発の可能性は高いままなのです。
外反母趾の再発を抑制する方法は
こちらの記事で紹介しています。