外反拇趾とは、
多くは足の親指が人差し指側に
曲がってしまう状態のことを言います。
多くは女性がなりやすい病気です。
また、遺伝するかどうかですが、
外反母趾になりやすい骨格を持つ
親の骨格を子供が受け継いでしまい、
外反母趾になりやすくなることもあります。
外反拇趾の種類も6種類あります。
1.靭帯性外反母趾
2.仮骨性外反母趾
3.混合性外反母趾
4.ハンマートゥ性外反母趾
5.末節骨外反母趾
6.病変性外反母趾
などがあります。
今回は、
「 6.病変性外反母趾 」
ついてお話をしたいと思います。
症状について
この病変性外反母趾は、
骨折、事故、病気によるリウマチや
ヘバーデン結節という手足の指の
変形関節症などから始まる外反母趾です。
酷い外反母趾や
急に足指が変形した人の半数に、
「 ヘバーデン結節 」 という病気に
かかっていることがあります。
ヘバーデン結節というのは、
爪のすぐ下の第一関節が太く変形し、
手足の指の骨が隆起(結節)する症状です。
30代位の女性から見られ、
50代以降になると3%の割合となり、
決して少なくないのです。
症状は、急性の場合は
痛みや腫れが数か月激しく続きます。
季節の変わり目や歩き始めに痛み、
日中は比較的治まっているようです。
症状が進むと、
指が横に曲がってしまい、
物を取る時に突き指して
しまうこともあります。
レントゲンなどで見ると、
関節の隙間が少なく、
骨棘という骨のトゲが出来て
亜脱臼していることもあります。
ヘバーデンかどうかの見分けとしては、
手の指にヘバーデンがあるかどうかを診て、
その他親指側、手首の付け根の骨が
出っ張っているかも診ます。
ひどくなると・・・
・足の親指もしくは足指全体の変形、脱臼
・なかなか治らない膝や腰の痛み
・関節炎を起こしやすくなる
と言った症状も出てきます。
病変性外反母趾は、
しばし足の親指以外の指が
脱臼してしまうこともあり、
進行度が他の外反母趾に比べて
とても早いのです。
原因
この病変性外反母趾の原因としては、
事故やケガ、リウマチ、ヘバーデン結節に
よるものがほとんどです。
これらが原因となって変形してしまい、
一度変形してしまうと
そのまま委縮してしまうことが
多くなります。
この病変性外反母趾は、
外反母趾の中でも1番か2番になる位
難しい症状になります。
手術で形を治す必要もありますが、
成功率も低く、
再発もすることがあるので、
いかに症状が軽いうちから
早く変形を予防することが
重要になってきます。